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~潰瘍性大腸炎・クローン病~

潰瘍性大腸炎・クローン病

大腸の難病である炎症性腸疾患にも積極的な治療を行っております。
潰瘍性大腸炎に対しては患者さんのQOL(quality of life;生活の質)の向上と長期的な事も含めた副作用の軽減のため、基本的な内服薬であるメサラジン製剤(サラゾピリン・ペンタサに加え最近発売になったアサコールは開発治験にも参加しています)による治療に加え、ステロイドホルモン(プレドニン)を極力大量に投与しないよう免疫調整剤も使用しています。副作用のほとんどない安全な治療法であるG-CAP(顆粒球除去療法)も積極的早期に導入する事で、症状の早期改善やステロイドの早期離脱などの成果をあげています。
 
クローン病に対してはやはり基本約となるメサラジン製剤(クローン病ではペンタサが主になります)に加え、成分栄養剤による栄養療法(食事栄養相談も管理栄養士が行っています)・免疫調整剤などの治療を症状などに応じて選択しています。痛みを強く伴うことも多くQOLを悪くする大きな因子である肛門病変に対しては、出来るだけ早期に排膿術を行うとともにSeton手術を併用する事で、充分な排膿効果を得るようにして疼痛の極力早期の除去を目指しています。根本治療とまでは言えませんが、クローン病・潰瘍性大腸炎に効果が有用なレミケード(抗TNF-α抗体)・ヒュミラ(ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体)療法も導入し、特に肛門病変には非常に良好な治療効果を得ています。様々な治療の組み合わせで患者さんのQOL(生活の質)向上を目指しています。
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